無理をしない安全なインプラント治療
- インプラントは手術があるけど、本当に安全なの?
- 骨の量が少ないとインプラントはできないの?
- インプラントで本当に噛めるようになるの?
このような、インプラント治療の不安をお持ちではありませんか?
インプラントは手術をするため安全性を心配する方も多いようですが、治療方法が確立されている安全な治療です。
当院のインプラント治療は、決して無理をしない、安全な治療です。
インプラントを受けたくても不安という方は、当院までお気軽にご相談ください。
インプラントとは
インプラントは、顎の骨の中にチタン製のインプラント体(人工歯根)を埋入して、失った歯の機能を回復する治療法の1つです。
正確な診査診断で見極める
インプラントは、失った歯の機能を回復する理想的な治療です。
とはいえ、骨や残っている歯の状態によっては治療が難しい場合もあります。
すべての方に適応できる万能の治療ではないので、その見極めが重要です。
インプラント治療で大切なことは、無理をしないことです。
そのため事前にCT撮影を受けていただき、骨や残っている歯の状態を診断します。
インプラントが可能と判断できなければ、当院では治療いたしません。
患者さんの背景を考えたベストな治療
近年インプラント技術が向上し、骨の状態が不安定な方でも、骨を増やす手術をすればインプラントが可能となりました。
当院でも、患者さんにとってベストであれば、骨を増やす治療をしてからインプラントを埋入します。
もし、骨を増やすことがベストでないと判断した場合は、ほかの治療を提案します。
患者さんの年齢や生活環境なども含めた上でインプラントが適切かどうか判断しますので、最後まで責任を持って治療をいたします。
当院のインプラント治療
現在、世界各国でインプラントの研究・開発が行われ、さまざまなインプラントシステムが出回っています。
日本でも40種類以上のインプラント体があり、それぞれに特徴があって価格もさまざまです。
当院ではその中から、安全で信頼できるブローネマルクシステムと3i(スリーアイ)インプラントを採用しています。
患者さんのお口や骨の状態を正確に診断した上で、最も適したインプラントシステムで治療を行います。
ブローネマルクシステム
スウェーデンのノーベルバイオケア社が開発したインプラントです。
世界初のインプラントで40年以上の臨床実績があり、現在、世界各国でこのシステムが採用されています。
インプラントを語る上で、まずチタンと骨の接合の発見が欠かせません。
チタンが歯槽骨に結合するオッセオインテグレーション現象を利用したブローネマルクシステムは、現在でも各インプラントメーカーが採用しているシステムで、その発見によりインプラント治療技術は大きく向上しました。
これは、インプラント業界における革命的な発見であり、チタンと骨の結合を発見して以来、さまざまなインプラントメーカーが誕生しました。
ブローネマルクシステムにより世界初のチタン製インプラント治療を受けた男性は、拒絶反応などの問題もなく、亡くなるまで40年以上インプラントを使い続けることができました。
確かな技術と品質は、世界中で多くの科学的な文献で証明されています。
3i(スリーアイ)インプラント
アメリカのインプラントイノベーション社が開発したインプラントです。
アメリカで最大のシェアを誇り、多くのエビデンスからインプラントの有効性が証明されています。
1987年に歯周病専門医とエンジニアの2人組によって設立され、現在世界第3位のシェアを獲得しています。
歯根とインプラントの親和性を高めるために、インプラント表面にオッセオタイトという特殊な処理を施し、特許を取得しています。
比較的短時間でインプラントを組み込むことができ、骨が柔らかく薄い場合にも高い成功率を誇ります。
コンピュータによる精密な診断
安全・確実なインプラント治療を行うには、正確な診査・診断が欠かせません。
まず、CT撮影を行い、骨の厚みや幅などを調べます。
特に難易度の高い場合は、最新のコンピューターシステム「シムプラント(sim Plant)」で骨の状態を綿密に診断します。
シムプラント(sim Plant)
安全・確実なインプラント手術を行うための、インプラント術前シミュレーションソフトです。
CT画像を取り込み、モニター上に映し出された3D画像により、骨の状態やインプラント体の埋入位置の正確なシミュレーションができます。
従来のレントゲン画像だけでは内部の状況を正確に把握することが難しく、実際の手術後に内部の状況に応じて予定していたインプラントの設置角度を変更する必要があります。
このシステムで診断することで、難易度の高い症例でも、安全で確実なインプラント治療が可能となりました。
なお、骨や残っている歯の状態によりインプラント治療が難しい場合は、入れ歯やブリッジを提案する場合があります。
シムプラントの特徴
- より正確で精度の高い情報が得られるため、手術方法や治療計画を立てやすくなる
- 治療計画から外れることなく治療が行えるため、非常に安全で信頼性が高い
- 世界中のあらゆる種類のインプラントに対応している
インプラント治療の流れ
カウンセリング(30分)
患者さんのご要望を伺い、インプラント治療の説明をします。
入れ歯・ブリッジとインプラントの違い、治療のメリット・デメリット、治療期間・費用、具体的な治療方法についてもお話しします。
精密検査
精密検査を行い、診断に必要な情報を集めます。
検査には、X線写真、模型、写真、問診などがあります。資料をもとに分析・診断をします。
さらに、骨の状態を確認するためにCT検査を受けていただきます。
なおCT検査は総合病院をご紹介しますので、撮影したあとデータをお持ちいただくようになります。
ご面倒ですが、ご了承ください。
最終診断(約30分)
資料をもとに、現状の問題点と治療方法、および使用するインプラントの種類、併せて治療方針や期間、費用についても詳しく説明します。
患者さんの同意をいただいたあと、インプラント治療に進みます。
なお、むし歯や歯周病のある方はインプラント治療の前に治療し、お口の中の状態を整えます。
1次手術
骨の中にインプラント体を埋入する手術を行います。
手術は約1時間(インプラント2~3本程度)です。
骨が結合するまでには、上顎で6か月、下顎で3か月程度かかります。
2次手術
2次手術では、歯ぐきを切開してインプラントの結合状態を確認します。
その後、インプラントの頭を露出させて仮の土台を取り付け、仮歯を被せます。
完成
最終的な人工歯を装着します。
セラミックなどの天然歯と遜色がなく、自然な美しい白さの口元に仕上がります。